広報ブログ#1 -ラジオ収録の日-
広報の佐取です。
いきなりですが、広報のブログを書くことになりました。
いきなりといっても案はあったのですが、どのように文章にしていいかわからず。
ただFTFのスタッフがとてもユニークで面白いので、FTFで起こった出来事と一緒に書き留めて置きたいという気持ちがあり、気持ちそのままに書いてみようと思います♪
さて、そんなこんなで先日、SPOTIFYさんより面白い企画をご提案いただきました。
SPOTIFYの新機能『MUSIC+TALK』を使った『日本レコードショップ紀行』と題したレコード屋さんのラジオのようなシリーズ企画で、お店の事やレコードの事を自由に話してほしいとお誘いいただき、ならばFACE RECORDS渋谷、FACE RECORDS宮下(※渋谷には2店舗存在しますよ~)とGENERAL RECORD STOREの3店舗の店長にトークしてもらおうではないか!という運びとなり、スタッフのスケジュールの合間を縫って収録日を迎えました。
今回は『3店舗はそれぞれどんな店?』『初めて買ったレコードは?』『シチュエーション別で聴きたいレコードは?』など様々なテーマで約40分ほどレコードについて語ってもらいました。そして今回は3人で順番に進行MCを担いトークしていくスタイル。
渋谷店店長の日比さん(良い声)のMCからはじまり、3人のキャラクター炸裂のトークは全部のお題、それぞれの色がありとても面白かったのですが、特に『はじめて買ったレコード』は印象深かったです。
宮下店の荒井店長のはじめて買ったレコードはなんですか~?と振られた若干24歳の荒井さん。何かと話題のシティポップからマニアックな昭和歌謡まで掘り下げDEEPに音を探求する若手店長。はじめてってことは10代、、?なにが出るのかな、、とソワソワしていると
『えーと、、中森明菜の十戒ですね』とおもむろにジャケットを取り出した荒井店長。
渋!!
心の中で呟いておりました。
ビッグシルエットのVカットのセーターから美しい肩と足を覗かせる若き日の明菜が黒い背景から浮き出ている。ジャケットに目を惹かれる気持ちはとても共感できる。
はじめてこの作品を知ったのはYOUTUBEとのことで、時代を感じました。Z世代ってやつですね!
でもYOUTUBEから、レコードを買うっていう流れも、まさに時代が横断されている感じがして、今はとても良い時代!って感じます。
続いてはじめて買ったレコードについて振られた渋谷店の日比店長。
いきなり余談なのですが、3店舗のおススメレコードや、コラムを掲載したZINEを定期的に発行しており、こちらの日比店長がコラムを連載しているんです。
過去に発刊された2回のZINEに掲載された内容が『失恋とJAZZ』というタイトルで、失恋のエピソードと共にJAZZタイトルが1曲紹介されているという内容で非常にユニークなコラムなのですが、ちょっと失恋経験の多い日比さんが次はどんなストーリーとJAZZタイトルを紹介してくれるのだろうとぼんやり考えていました。
あくる日、次号の春号の原稿が出来ました!と日比さんに原稿を渡され、おお!流石に今回は春だし『春の恋とJAZZ』くるか、、?と旨を躍らせながら目を落とすと『失恋とJAZZ』というタイトルが視界に映りました。
また失恋!?失恋しすぎじゃない!?
その時は心の中で呟いていたつもりが声に出ておりました。
でも毎回原稿を読むたびに、脳内で5分間ドラマが繰り広げられとても楽しいです。
私は恋愛していてもジョン・コルトレーンやソニー・ロリンズが流れてきたことはないので、JAZZが流れるようなドラマチックな感性がほしいなぁ~なんて思います。
そんな日比さんのはじめて買ったレコードはチャカ・カーンの若き頃、RUFAS名義の『ONES YOU GET STARTED』邦題『愛の炎』チャカ・カーンの伸びのある歌声をはじめてレコードで聴いた時の衝撃は忘れられないでしょうね、、!
最後にGENERAL RECORD STOREの店長、ミュージシャン活動をする金田さんは13歳ではじめてレコードを買ったそう。達観した13歳ですね、、!
その時のレコードはすごく古い時代の物でSPOTIFYにはなかったようで、高校生の時に買ったSHING02の『緑黄色人種』を紹介してくれました。世を切り込むリリックは高校生の時に聴いたらセンセーショナルですよね。
地元にいた唯一のB-GIRLみきちゃんの家にターンテーブルが2台ある!てことで遊びに行ったときにこのアルバムと出会ったとのこと。みきちゃん、イケイケですね!
まさにこのブログを書いていた本日2022年2月22日にこのSHING02『緑黄色人種』が約22年の時を経てデジタルリリースされたそうです!すごいタイムリーです。2がいっぱい笑
https://www.excite.co.jp/news/article/Qetic_425316/
みんなそれぞれはじめて触れたレコードがあって、それぞれが全く別のジャンルで、でも今同じ場所で一緒に仕事して、その経験を共有しているんですね~。
と考えると良い時間でした。
そして出会うレコードはその時の自分の環境や、行動、感性が伴ってまさに思いがけないギフトの様にひょっこり現れるものなのかな~なんて思いました。よくレコードが好きな人は”レコードに呼ばれる”なんて言いますよね。
やっぱり温もりがあって音楽はもちろんジャケット含めて時代こえて体験を共有出来るのがレコードの魅力だな~と改めて感じましたよ◎
それではまた!
ラジオの全貌は間もなく公開予定です!
楽しみにしていてくださいね♪